日々是口述 155(R5・10・7)

いろはうた ひふみ祝詞の 言霊は 神と人とを 繋ぐ 神歌

13 年前、山本が「いろは歌とひふみ祝詞とアワの歌」を発声しながら揮毫する時の声を、 録音してはどうかとのご要請を受けて、(株)マスミ東京の録音室で、プロの技師の方々に山本 の声を録って頂いたことがあった。それが、現在までも発行されている「いろは・ひふみ・ アワの歌」の CD で、「山本光輝いろは呼吸書法 30 周年記念・いろはうた」である。

ところが不思議なことが起こり始めたのだ。2015 年ごろの話である。

佐賀県の唐津市で牛の繫殖農業を営んでいる I さんの育てている雌牛が、小水が出なくな って 1 か月。獣医師が来て診てもらっていたのだが、エサも食べられず横になったままで いたという。そこで医師が「可哀そうだがこの子は助けようがない。明日安楽死させよう」 ということになった。獣医師が帰った後、何を思ったのか I さんは、いろはうたの CD とプ レイヤーを牛小屋に持ち込んで、一晩中かけっぱなしにして家に帰ったという。

翌朝、獣医師が来る前に牛小屋に行ってみると、何と死にかかっていた雌牛が起き上がっ ていて、小水を沢山出してエサも食べていたとのこと。獣医師が来てびっくりして「何かし ましたか」と言われたのだが、まさかに CD を掛けていたら良くなったとも言えず、「先生 のお陰様です。」と言ったという話である。

この話がお仲間に広がって、同業者から「生まれたての仔牛が死にそうなので、そのCD 貸してくれ」と言われ、貸したところその仔牛も生き返ったという。

一体何が原因でそうなったのかは、未だに明らかにされていない。

CD からは、いろは、ひふみ、アワの歌の山本の声が流れているのだが、声の響きによる のか、言霊発声による宇宙への共鳴によるのか。

人の声のバイブレーションには特殊な波動があって、全ての物質の素粒子波動に共鳴共 振を起こし、そこに波動的乱れや狂いがあると、それを調整させ正させることがあるという。 それが「祈りの言葉」として昔から人の口から発せられてきたことは、歴史的にも知られて いる。ところが、それも宇宙原理の法則に相応しい声質があり、神官、僧侶の鍛えられた音 声による祝詞や読経の宇宙に響き渡る声によって、神界や仏界に繋がる共鳴を起こさせ、祈 りが叶うという現象を起こさせるのであろうと思われる。

そこでこの「いろはうた CD」による雌牛の蘇りの現象も、CD から流れる山本光輝の声 の波動が、神官僧侶の祈りの波動と同様な現象を起こしたとも考えられる。

確か 10 年ほど前、声の波長を調べて頂いた時に言われたのは「山本の声は普通に話す声 が神官の祝詞の声の波長と同じである」と言われたことを思い出す。もしそうだとすれば、 これも山本に与えられた御使命であり、これからも世の中に大いにお使いいただけること が、山本の使命遂行になるのではと思い、世のお役に立つことを願うこの頃である。