日々是口述164(R6・03・30)

石(いわ)長(なが)の 愛の御心 大地をば

護り愛(いと)しみ 永遠へと続く

約10年前、建島恵美女史にお誘いいただき、西伊豆の雲見浅間神社(ご祭神石長姫神)参拝の折に覚らされたことは、日本の長い歴史の中で言われてきた「醜い姫神」に対するお詫びの言葉と共に、全く逆の、あまりに美し過ぎて光り輝き「見えにくかった」と稗田阿礼(ひえだのあれ)に降ろされた言葉を、太安万侶(おおのやすまろ)が聞き違えて「見にくかった」「醜かった」にしたのではなかろうかという言葉である。これまでの山本にとっては思いもしなかった言葉であった。

そこで丁度「きみがよものがたり」の出版記念会でご一緒した著者たちばなのりとし氏に電話すると、「その通りだと思います」とのご返事。

そして、更に奥宮からの下山の折にとんでもない言葉が降りてきたのだ。

「君が代の歌は、石長姫をお讃えする歌ではないか」という言葉である。

「君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔の生すまで」

正に石長姫神をお讃えするに相応しい歌ではないだろうか。

その下山の途中で「ここで君が代を歌いませんか」と建島女史に誘われ、二人で君が代を合唱。胸が熱くなった瞬間であったことと、一生忘れ得ぬ奇跡の光の出現であった。それ以来、石長姫神に対する熱い畏敬の想いが消えず、三年後に恐れ多くも

石長姫神のお姿を描いて、雲見浅間神社に御奉納させて頂いたのであった。

最近では勉強会の折に「今、私は石長姫神に恋している」(笑)と、冗句を飛ばしている。ところがである。ある会員の言葉に愕然としたのだ。「石長姫のご主人様は国常立神様ですね」と言われたのだ。「そうでしたか。それではこれからは恋しているというと、不倫になりますね」(笑)。という訳で、「密かに片思いでいます」と答えた。

 

最近、石長姫神と繋がっておられるという「まありん」さんという方からのメールで救われたのだ。「……不倫なんていう概念は人間が作り出したもので、神視点から見たら、(山本の)石長姫さんへの愛は、神様もびっくりなほどの真剣で深いものなので、石長姫さんの人格神側面から見ても、何の問題もないと思います」。

 

この石長姫神が地球の守り神と言われており、日本列島のここかしこで動き出している地震に対して、今、多くの会員諸氏の協力を頂き、浄化の書を神社仏閣の境内(日本列島のツボ)を中心に埋納しつつ、人類が汚してしまった地球環境の罪をお詫びしつつ、「すずめの戸締り」の行を続けている光輝書法会であることをご報告申し上げ、更なる会員諸氏のご協力とご支援をお願いする次第である。